こんにちは、豆太郎です!
原田マハさんの小説って、いいですよね。
とても好きです。
最初にはまったのは、『本日はお日柄もよく』という作品でした。
あまりに感動して涙が頬をつぅーっと流れたくらいです。
原田マハさんは、もともと美術館で働いた経歴があり、早稲田大学で美術史を学んでいただけあって、美術系の知識が豊富です。
美術館に行って、絵を鑑賞しても何がいいのか、どう鑑賞したらいいのか・・・
わかったふりもしたくない、でもよくわからない。。。。
そんな気持ちを持ったことがあるなら、原田マハさんの小説を読むといいです。
これからの美術鑑賞を別次元のものにしてくれる。
そんな彼女の美術(アート)系の小説をオススメ順に3冊紹介していきますね!
あなたの美術鑑賞が変わる!原田マハの美術系小説3選
原田マハさんのアート系作品は、とってもたくさんあるんです。
だから、全部読破しようと意気込むとしんどいので、まずはこれからおすすめする3冊から始めてみましょう!
購入しやすいように文庫本のみ紹介しますね。
最もおススメする作品、原田マハ小説 No.1
『楽園のカンヴァス』
2014年に出版されたこの作品。
山本周五郎賞を受賞していますね。
ルソーの「夢」という名画がホンモノか偽物か?という謎を2人の研究者が謎解きしていきます。7日間の期限付きでスリル満点!
おすすめの原田マハ小説No2は?
おすすめNo2は、2018年の6月に出版された割と最近の作品。
『暗幕のゲルニカ』
タイトルにあるように、ピカソの作品「ゲルニカ」をメインテーマにしています。
ゲルニカ。全てのモチーフがネガティブに反転で描かれている。ピカソの強烈な抗議の意思が凝縮されて。 pic.twitter.com/3NvnzBOKnP
— 7AC (@mt_kaz1967) 2019年2月10日
ちょっとだけ話が逸れますが・・・
一生涯で5万点もの芸術作品を生み出したピカソ。そのうちの数百点が大ヒットしているということですから、初デビューで大成功しようとかナメたこと言ってらんないですね~。
アートやスポーツから学ぶことって本当に多いです。
原田マハのアート小説おすすめNo3は?
モネの睡蓮は知っているけど、ピカソやマティスが印象派とどう関係があるの?
そんな疑問を吹き飛ばしてくれる「史実に基づいたフィクション」です。
『ジヴェルニーの食卓』
印象派の絵をみても、なんだかボンヤリし過ぎていてあまり好きではなかったのですが、この作品のお陰で印象派に対するイメージが変わりました。
根底にある大きな流れや実在した人物のことをイメージすると、何事に対しても見方が変化して嬉しいですよね!
まさにそう思わせてくれる作品です。
小説のパワーはここにある!
歴史や文化を学ぶときに、僕が最もおススメするのが小説を読むことです。
(もちろん、史実に基づいたものである必要があって、全くの空想ではダメですが・・・)
「なぜ小説をおすすめするか?」
それは、記憶に残るからです!
この小説の強みを知って、活用している人ってどれくらいいるんだろう?
「むかしむかし、あるところに・・・」
このフレーズを言っただけで、続きが言えますよね。
そんな風に、ありとあらゆるものが心動かすストーリーで語られていたら、無理して暗記する必要なんかないんですよね。
古代からある伝承方法が、オーラル・ヒストリー。
口述する歴史ですね。
つまりストーリーを語り継ぐことで書物に書き記すことなく、大切な情報を残してきたんですよね。
そんな意味でも、原田マハさんの芸術小説は、アートに対する見方を変えてくれるだけじゃなく、ストーリーで紡がれた知識を脳に刻み込んでくれる。
そんな教養人のマストアイテムになりそうです!
ぜひ一読を。絶対にハマるから!